某社さんとの残念な3つの体験談~女装投資家の地味トーク

投資&FPチャレンジ

みなさま、こんにちは。いつもブログを訪問くださり、ありがとうございます。


投資スタンスについて、わたしの場合は長期投資が基本。長期投資とはその名のとおり、長きにわたって投資先の応援をつづけること。
なので投資先を選ぶときは、できるだけ相手の姿勢を掴むこと。それには ”相手が細部にわたって信頼を得られる動きをしているか?” に目を向けるよう、心がけております。

今回は、自分がそう思った経緯について、述べさせていただこうと思います。

残念な3つの体験談

相手からのゆるぎない信頼を得ることが、どれほど難しいか?大人であればどなたでも、痛いほど理解されてますよね。

投資の世界でも、同様と思います。投資はいわば、自分の財産を使って相手を応援するわけですので、信頼できる投資先を選びたいですよね。特に長期投資となると、長期間にわたって応援を続けることですので、なおさら信頼がなければできないことかと思います。

実は、わたしがそう考えるようになったのは、ちょっとした体験がきっかけでございました。だいぶ前の出来事でございますが、わたし自身が体験した、残念な3つの体験談を紹介させていただきます。
奇しくも、同じ会社さんとの出来事でありまして、ここでは ”A社” さんと呼ばせていただきます。


電気屋さんでの買い物にて

電気屋さんに洗濯機を買いに行ったとき、A社の販売員さんが売り場にいらっしゃいました。実習かなにかで派遣されていたものかと思われます。

その方、わたしが洗濯機を探している様子を見るや、近づいてきて自社製品を紹介くださいました。熱心に説明いただき、当時は確かに製品の魅力は伝わったものです。

しかし、冷静に比較をいたしました結果、わたしがより魅力を感じたのは他社さんの洗濯機の方。なので、そのA社の方の説明が落ち着いた後、興味を他社さんの製品に向けはじめました。

すると途端に、その方の態度は、手のひら返しで超不愛想に。ちょっと話しかけても、さきほどまでの笑顔はまったくなし。そのときの態度のあからさまな豹変ぶりには、とてもびっくりしてしまいました。

会社での商談にて

当時のわたしは、エンジニアとして、電気製品の開発を担当していました。

とある日、開発中の製品にて必要な部品の選定が必要となり、ネットで検索を続けておりました。そこで、なかなか良さそうなA社さんの部品を発見。早速、A社さんに打診すると、数日後に営業の方が、わたしの勤務先まで紹介に来てくださることとなりました。

迎えた当日、冒頭はA社さんよりプレゼンをいただき、和やかに互いのやり取りが開始。しかし、だんだん詳しい話に進むにつれ、どうも条件面の折り合いが難しそうな雰囲気に。

こちらが難色を示し出すや否や、なんとその方の態度が一変。とても丁寧だったのが、急に雑な言葉が目立つように。全く熱の入らない打ち合わせとなり、早々に商談不発で終わったのでした。

まぁ、ここまではよくある話ではございますが、もっと残念だったのは、後日のこと。
部品仕様で追加の質問が生じ、その方に電話で問い合わせをさせていただきました。一応、応対はしてくれましたが、言葉尻からして電話の向こうでは、明らかに面倒そうにしている態度。質問に対する詳しい話は追って連絡くれると約束してくれたものの、連絡はいっさいなし。
このときも、かなりがっかりしてしまいました。

不具合受付のサポートセンターにて

自宅で使っていて、調子が悪くなった、A社さんの家電製品がありました。確か、ヘアドライヤーだったように、記憶してます。
保証期間は若干過ぎてはいましたが、それほど古いわけでもなく、心配になってA社さんのサポートセンターに相談することとしました。とりあえず現象についてお話し、ちょっと反応を伺ってみたく思いまして。

説明書に電話番号が掲載されているのを見つけ、そこに電話をしてみましたが、対応された受付の方からは「後日、担当から電話します」との回答。
しかし翌日も、その翌日も、A社さんからの電話はありませんでした。その後いくら待っても、一向に音沙汰なし。

ドライヤーの調子も日に日に悪くなる一方。愛想も根気も尽きてしまい、また怒りの勢いも手伝って、そのまま他メーカーの新品を買ってしまいました。もちろん、結局その後も、電話は来ずじまい...。

「組織文化としておかしいのでは?」

巷では結構有名なA社さんから、短期間で立てつづけに、これらの対応を受けてしまいました。当然ながら、わたしのA社さんに対する不信感は、最大限に。なのでそれ以降は、わたし自身がA社さんの製品を買うことは、一切なくなりました。

先の3例、いずれも接客態度に関するものでありましたので、
「A社さんはなにか、組織文化的に、おかしいところがあるのかもしれないな」
と、当時は思ったものでした。

時を経てどうなったのか?

さて、そのA社さん。あれから時を経て、現在はどうなったのでしょうか?

記してしまうと、ばればれになってしまうかもしれませんが...、なんと大規模な会計不正をされていたことが、内部告発により発覚。世間で大問題になるほどの大騒ぎとなってしまいました。これを発端に様々なことが起こり、世間的な信用をかなり失うことに。
結局のところは、再建を目指して上場廃止、とまでになってしまったというわけです。

あのときに感じた予感があたってしまったことになり、個人的には「やはりねぇ...」といった印象でございます。

細部にこそ現れる会社の姿勢

A社さんは、この国を代表するくらいの、大きな会社だと認識しています。大きな会社の大きな組織ともなりますと、細部のケアまでは、とても行き届かないのかもしれません。

とはいえ、取引の相手を大事に思う姿勢があれば、本当に細部の人やサービスにまでケアを行き届かせる努力が必要かと存じます。

IR情報で明確な成長方針が示されていることはもちろん重要ですが、その会社に属される、社員さんの態度やサービス内容といった部分にこそ、ほんとうの投資価値の有無が現れるものと感じてます。

だいぶひどい目には遭った経験でございましたけれど、いまではA社さんのおかげで(?)、いい勉強をさせていただいたと思います。己の肌で感じた細部の印象を大切に、今後も投資に臨みたく考えてます。


最後ですが、A社さんにはほんとうに、信頼ある会社に生まれ変わってほしく期待しています。あそこまで大きな会社に育ったのですから、できないことはなし。

良い会社へと再発展していただきたく、願うばかりでございます。

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