続けざまになりますが、また書いてみました。
はじめて女装雑誌を手にしたときの話です。
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”同性愛”って、誰でもある一定の興味を抱くときがありますよね。興味本位と言うか、一種の憧れとでも言うか。それがごく普通だと思います。そこから更に踏み込むかどうかは個人差が出てきますけど。
ぼくも例に漏れず、学生時代に新宿二丁目などの存在を知り少なからずの興味を持ったものです。
で、就職後にたまたま一人で新宿に出向く機会があり、いいチャンスとばかりに二丁目探検(?)に行ってみました。未知の世界に足を踏み入れる感じで、非常にドキドキものでしたけど。
しかし、行ったのが昼下がりだったせいか、想像していたほどの刺激もなく普通の街だなって感じで歩いてました。
せっかくだからと一角にあったショップに恐る恐る入ってみたところ、一面にゲイ向け雑誌やビデオが並んでいるのを見ると、少々熱い物を感じてしまいました。
そこでなんとなく見渡していたときに、見覚えある雑誌名を発見したのです。それが、某老舗女装クラブが発行している女装者向け同人誌でした。ここではQ誌としておきます。
Q誌の存在は中学時代に見た例の新聞広告欄で知ってはおりましたが、実際に雑誌を見つけたのはこれが初めてです。
高校入学してから自然封印されていた女装に対する興味が、一瞬にして頭の中で蘇ったのは、もう言うまでもありません。
興味は強烈な願望へと一変し、そのまま雑誌を手にとってレジへ進んで買ってしまいました。
ちなみに、二丁目ではQ誌を買った以外は、結局何もしませんでした。
その日は、アパート(当時はひとり暮らしを始めてました)に帰ってからは当然、Q誌を読み耽ってしまいました。
きれいにお化粧した、ドレス姿、ワンピース姿、着物姿のグラビア写真がいっぱい、これがみんな男性...。
他にも、メイク講座、官能小説、文通欄...。
あの中学時代に想像を巡らせていたものが、自分の手元に現実のものになっている...。たしか食事も摂らずに深夜まで読んでいたと記憶してます。
それにしても、こんなにいっぱいの人が普通の生活をしている影で女装を楽しんでいることを、そこで初めて知ってしまいました。仲間がいっぱいいることに心強く感じました。
あの頃、恐々していて心から楽しめなかったのに、今ではもう社会人、そしてひとり暮らし。
「ぼくも、またしよう!」
もう迷うこともなく、意を決しておりました。
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この少し後に女装クラブを初体験してきましたが、またそのうち書きますね。
今回も読んでいただき、ありがとうございました。
趣味人倶楽部 より転載
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