「女装を楽しめるのは、あと何年？」 ～ 女装と闘病のふりかえり(03)

女装ライフ
2022.12.23

みなさん、こんにちは。いつもブログを読んでくださってありがとうございます。

これまでや今後の人生を考えたり、最近の様子や思ったことなど、自由に綴らせていただいてます。前回のお話も、もしご興味あればお立ち寄りいただけましたらうれしいです。

「開き直っていきますね！」 ～ 女装と闘病のふりかえり(02)
わたし自身のメンタル障害との付き合い方について、綴らせていただいてます。
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2022.10.29

今回は、隠し持っている女装を趣味としてあと何年楽しめるのだろうかと考え出してしまい、この心境そのままを書かせていただきました。

最後まで読んでいただけましたら、うれしいです。

しあわせな人生も既に後半戦

わたしもとうに、50代半ばを超えてしまっております。もう人生後半戦をひた走っている訳ですね。

メンタル障害を患いかなり悩み込んでしまった時期はありましたものの、なんとか乗り越えつつあるいま思うところは、そんなことは長い人生にとっては些細なこと。


幸せな家庭に恵まれ家族とともに健康で一般的な生活できている、これ以上に望むところなど、ほとんどございません。

ほんとうにそうなのですよ。地位や名声やお金などの欲望なんて、笑ってしまうくらいのことに思えてしまいます。

つまりは、患う前のわたしは、知れずとそれだけこんなことに執着してしまっていた証なのだと思います。

視点が少し広がった点で、今思えばあの病もいい経験だったものだと感じます。


ただひとつの懸念は趣味の女装のこと

けどもひとつだけ、女装のことは異なるのです。

ずっと隠し持って楽しんでいるこの趣味について、考えてしまうことがあります。

「いったいこの先、何歳になるまで女装を楽しんでいけるのかな？」

​ということ。これ、考えはじめると、結構切実なのですよね。


いまは心から楽しめてるけれど．．．

身内には内緒でお洋服やメイクセットを隠し持ち歩く日々。

時間の都合ができそうとみるや、計画を立てて会社からお休みをいただき、ちょっと離れた場所まで車を飛ばす。

車中でこそこそと、お着換えやメイクを済ませ、公園や街中を女子モードで歩いて女子の時間を満喫．．．♪

怪しげながら、こんな時間の過ごし方に、この上ないよろこびを感じている生活なのです。

女装外出、信州・諏訪大社秋宮さまと、諏訪湖畔へ
長野県の諏訪地方にある諏訪大社秋宮さまへ、女装で外出に出掛けたときの日記になります。
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2021.05.11




けども、こんな時間を持てるのはきっと、身体が自由に動かせてフットワークが軽い、今のうちだけなのでしょう。

やがてはわたしも、きっと身体の自由も利かなく日がやってくるでしょう。

車の運転さえ危なくなって運転免許も返上。そうなると、普通に出掛けることさえ困難になるやもしれません。

山梨県北杜市の身曾岐神社を訪問、女装での神社参りを初体験
山梨県北杜市にある身曾岐神社まで、女装姿でお参りしてきた日の日記です。清々しい体験ができてとても気持ちよかった1日でした。
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2019.05.12

いつかは、一人でこっそり女装外出など、できなくなる時が来るはず。

これを考えるのはとても寂しい限りなのですが、やがてはやって来る現実。

隠し通すか？、打ち明けるか？

女装趣味のことを明かしてない身分として、このときのためにどうしておくべきなのでしょうか？

少々．．．、いや、かなり悩んでしまいます。

そのときが来る前に、この趣味を止めてしまおうか？

もしくは、

元気なうちに身内に明かして認めてもらい、少しでも長く楽しませてもらえるようにしてしまおうか？

前者はまだまだ考えられないし、後者はやはり心の勇気が未だ持てないし、

．．．考えちゃいますね。

お友だちがくれたことば

こんなことを、女性のおともだちと話をしていて、もらったことばがあるのです。

「りえさんは、人生でなにをしているときがいちばん楽しいのですか？」

わたしの答えはもちろん、女性用の衣服を身に着けているとき。

するともらった答えはこれ。

「じゃぁ、悩むことないじゃないですか。すきなことを最後までやっちゃうだけだと思いますよ。」

．．．はい、そのとおりです。

シンプルながら、心に突き刺さることばをいただきました。ありがとうございます。

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本心で突き進む勇気を未だに持ててない自分

つまり、いろいろわかった気分でいながらも、肝心な部分でまだ世間の目から逃げている自分がいるのですよね。

いや、これは世間の目というより、身内の目でしょうか。

身内を傷つけたくない気持ちが先行して、自分のことを曝け出せないでいるのです。

これはわたしにとって、とてつもない大きな壁。
現実から逃げ続けているのは、限界が近づいているのかもしれません。

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誰も傷つけずに自分のしたいことをやり通せるのかどうか、わたしにとっては闘病以上の試練が残されてそうに思います。

「あと何年女装を楽しめるのか？」

という問題は、

「わたし自身は生きてる間に、本当の自分を示すことができるのか？」

を解決できるか否かが真相に迫るもののように感じた次第であります。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。m(_ _”m)

もしよろしければ続編も読んでいただけますと、とてもうれしいです。

「お医者さんのことばが沁みわたります」 ～ 女装と闘病のふりかえり(04)
心療内科でお医者さんが言ってくださったことばに、自分自身のありかたに関して気付きがあり、思うことを書かせていただいております。
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2023.01.03

コメント

  1. 恭子 より:
    2022-12-23 07:53

    りえさん、こんにちは。
    初めまして、恭子と申します。
    私も同じことを考えたことがあります。
    あと何年、女装をやれるのかって。
    今は、自分の寿命ってあと何年なの？って思い悩みながら毎日を生活するのか、そんな事は考えずに、ただ毎日を楽しく過ごすのか、だと思っています。
    恭子は若い頃、会社を定年したら作りたいと思って買っておいたプラモデルがあるんです。(笑)
    でも、いざ定年してみると、もっとやりたい事がいっぱいあって、書斎に引きこもってプラモデルを作っている場合じゃない事に気付きました。
    今やりたいと思っている事と、未来の自分が本当にやりたい事は違ってきても当然なんです。
    だから未来を恐れず「今やりたい事」をやれば、りえさんにとって一番幸せだと思いました。
    女装、長く続けて下さいね♡

    返信
    • なかたに りえ より:
      2022-12-23 20:37

      恭子さん
      アドバイスいただきまして、ありがとうございます。
      とってもうれしいです♪

      定年されてから、やりたい事がいっぱいあるとは、とてもいいことですね。
      好奇心が旺盛な、すてきな人生を歩まれてそうに思いました。

      今やりたいことをやった方がいいとのこと、承知しました。
      あまり考え過ぎない方がいいんですね。
      わたしはついついいろいろ考え過ぎちゃって、すぐに辛くなる性分ですので、心に染みたお言葉でした。
      感謝いたします！

      今後とも、よろしくおねがいいたします。m(_ _”m)

      返信
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