女装をはじめたころの思い出 その01

女装ライフ

​僭越ながら、わたしが女装趣味に興味を抱いたころの思い出を、しばし綴ってみようと思います。

きっと同じような経験をされている方もいらっしゃるんじゃないか、って思ってます。これからやってみたい、なんて思ってらっしゃる方への参考にでもなればうれしいです。


最初はただ不思議でした

わたしが小学生のころ、カルーセル麻紀 さんとか、松原留美子 さんとか、男性にして女性の姿でメディアで活躍されていた方々がいらっしゃいました。

カルーセル麻紀 さんは舞台や歌やバラエティなど、大活躍されておりましたよね。

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松原留美子 さんも彗星のごとく現れ、とても美しい美貌で、映画の主演までつとめてらっしゃいました。

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最初はまったく意識がなかったのですが、この方たちが男性だって知ったときは、わけがわからずにおりました。当時はこの世界でテレビに出演する方々などほんの一握り。わたしも幼かったため、世の中のほんの一部の変わった人がやってるだけなんだろうって感じでありました。

けど、不思議な感覚は抱いてました。

「この人たちはどうしてこういう風になっちゃったんだろう?」

こう思いながらも、薄々ですが、自分の中で若干の興味が湧いていることは感じ取っておりました。しかしメディア媒体がそれほど発達していない当時のこと、さほど深く調べることもなく、そのままスルーしておりました。

女装の世界を知ったきっかけ

中学2年生の頃でしょうか。当時、世の中は空前のプロレスブーム。アントニオ猪木 さんや タイガーマスク さんがお茶の間を盛り上げておりました。

若かったわたしは大のプロレスファンとして、毎週のテレビ放送は欠かさずチェック。専門誌やスポーツ新聞までも隅から隅まで読み漁る、その当時に発行されていた ”プロレス専門の新聞” まで、ときどきお小遣いで買って来ては読んでいる、こんな生活を送ってました。まさにマニアそのまま。(^^;

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ところで、その ”プロレス専門新聞” ですが、紙面の下の方にはさまざまな会社や商品などの宣伝広告があまた掲載されております。ここは一般的な新聞と同じですよね。

ただしその宣伝内容は一般新聞とは異なり、少々特殊な世界のものが並んでいたのです。

まぁスポーツ新聞系の広告とだいたいは似ておりますものの、それらをもう少しディープにしたものが多かったのを覚えてます。もちろん、上側の記事を読むのがメインですので、普段はその広告欄にはほとんど目をくれず。

しかし、ある日ふと下に目をやったところ、

「おやっ?」

と思う広告文字を発見しました。

『貴男に宿る貴女を発見』

「...???、これはいったい、なんだろう?」

見出しのことばに興味が湧いて、さっそく注目。欄中には写真っぽいものもあります。

よく見たら...、女性が身に着けるものや、お店の中の写真、また、ぼやかして写っている女性っぽい人の顔写真。

「えっ!」

つまりそれは、当時存在していた某女装クラブ・E会館の広告だったのです。

欄中の写真はすべて、女装用のドレスや下着やメイク道具なのです。女性っぽい人は、女装した男性の写真のようです。ほかにも、販売されているグッズや、店の地図などなど、鮮明に覚えています。

これが、わたしがはじめてこの世の中に女装という世界が存在することを知った、記念すべき瞬間でありました。

心の中の決意

それからはもちろん、毎日その欄のみにしか目が行きませんでした。それまで心の奥に潜んでいた何かが一気に動き出したような思いです。

何百回もその欄を読み返し、その度にいろんな想像や妄想を巡らせてました。

なにせ、中学生の思春期ですから。心も身体も熱く、何かを感じていました。

そして、それがいつの日か、決意を秘めるようになりました。

「いつの日か...、自分も...。」

決意した夜も、布団の中ではずっと想像ばかり。ほとんど眠れずに朝を迎えてました。

でも、地方に住む中学生が女装をできる術もなく、ただただ想像をめぐらすのみで自分に対して我慢を強いる毎日。よく耐えたものだ、って関心してしまいます。

いま思えば、若かりし頃このように熱くなることはよくわかります。少年にとっての、女子に対する興味、大人の女性に対する憧れ、といったものも存分にあったと思います。それを自分に同化させることの興味となると、想像が爆発しちゃったんでしょうね。

つづきは、また今度。


このときから既に40年、未だずっとこの趣味を持ち続けております。それどころか、ますます進化してしまっているような。

まさかこの歳まで続くとは、当時は考えもしませんでした。我ながら歴史を感じますね。(^^;

下の写真はおまけです。10年くらい前かな?腕の太さが目立っちゃってて、🏹ばい


お時間ありましたら、以下関連日記も参照いただけましたら、うれしいです。m(_ _”m)

コメント

  1. あき より:

    興味深く拝読しました。
    りえちゃんのシークレットな部分をのぞかせていただいた気分とともに、どこか親近感を覚えました。
    こんなカミングアウトを待っていたという方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

    • あきさん、コメントありがとうございます。

      恥ずかしげもなく...、とでも申しますか、この場ではありのままを晒してしまおうと思っております
      わたしもこれまでの人生いろいろありましたので、自分の経験を語ることで悩んでらっしゃる方々になんらかの力になれれば、との思いでブログ開設させていただいてます。

      これからもどうかよろしくおねがいいたします。

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