苦しみと嘆きで焦るばかり
メンタル障害を患い精神面がズタズタになったとて、身体の方は健康体そのものでした。若いころから運動は続けていたおかげかと思います。
これって非常にありがたいことなんでしょうけれど、心が病んでしまった状態というのはまったく厄介なものです。この身体の健康さが、苦しみにもつながってしまってました。
「身体がこんなに元気なのに、なんで自分の心はこんなに弱くなってしまったんだろう?」
といった心境でありました。すっかり病んでしまっていたんでしょうね。
働いて差し支えない身体のはずなのに働けないこと、まして 前回 のように『自分の無力さ』を感じてしまっている状態、ほんとうに焦りが募るばかりでどうしようもなかったです。
この先が心配で心配で、どうしようもなかった時期がありました。
「このままずっと働けず生活に差し障りが生じてしまったら、家族を路頭に迷わせてしまう...。」
焦ったが故の迷走が、また焦りを生み出します
疲弊して焦って慌ててしまっておりましたね。
「早くなんかしなければ...。」
の、一心だったと思います。
家族に心配をかけさせたくない思いのあまりだったのでしょう。いろいろと変な行動に出てしまっておりました。覚えている点を書き出しておきますね。
・株取引での一攫千金を目指し、新興市場の株式に投資したりなどしておりました。当時はコロナショック直後の戻り相場で財産を大きくした人の話に憧れてしまってのことでした。
大して市場の知識もない初心者であったのに、勢いだけでマザーズ市場に手を出してしまっていたものですから、当然ろくな結果にはならず散々なものでありました。
・このまま職を失うことを恐れたあまりに自分での起業を目指すことを思いつき、本を読んで起業の勉強をするまではいいのですが、勢いで起業セミナーに参加したりもしました。
セミナー自体は悪い内容ではなかったものの、何の具体的プランも持たずに参加していたせいか、受講料の割には得られたものが少なく感じた行動でありました。
・わずかでもなんらかの稼ぎになりそうなものを見つけると、なんでも手を出しておりました。ポイ活とか、アフィリエイトとか、オークションとか。実際はしませんでしたが、夜間アルバイトを真剣に探していた時期もありました。
いろいろ手を出し過ぎてどれにも集中できず状態でありました。これも大きなものに育ったものは一つもなし。
このような感じで、経験値は上がったと思うもののどれも結果がなかなか出ずに、また焦りが重畳してしまうことになってしまいました。
「自分にはなにか価値あるの?」
当時はそれなりに精いっぱい頑張っておりましたけど、結果が伴わないことが焦りを生み出してしまってました。焦っていたので早々に結果を求め過ぎておりました。
なので、よくこんなことを思ったものです。
「自分にはなにか価値あるの?」
ほんとうに悪循環の極まりの時期を過ごしていたと思います。
今となっては、いい教訓を得ることができたと思います。
●苦しいときに焦った行動をとったとて、たいした結果は得られません。
●結果を得ることを急いではいけません。
●夜明けが見えるまで、のんびり行きましょう。
もし同様な感じの方が読んでくださってましたら、わたしの経験が参考になれれば幸いに存じます。
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