女装をはじめたころの思い出 その03

女装ライフ

わたしの女装についての思い出を、お恥ずかしながら語らせていただいております。

今回は、女装趣向のわたしたちの間は有名な某女装雑誌を手にしたときの話をさせていただきます。前回の話(その02)も興味を持っていただけましたら、以下を参照くださいませ。


探検からみつけた偶然

ところで ”同性愛” って正直な話、誰でもある一定の興味を抱くときがありますよね。興味本位と言うか、一種の憧れとも言えるかもしれません。けど、それがごく普通のことだと思います。そこから更に踏み込むかどうかは、個人差が出てきますけど。

わたしも例に漏れず、学生時代に新宿二丁目などの存在を知り、少なからずの興味を抱いたものです。

かといえ、自分がこの世界に興味を持ってることなど、なかなか表には出しづらいですよね。わたしの若いころなど、同性愛は未だタブー視される傾向があった時代でしたから。

そんな折に、就職後にたまたま一人で新宿に出向く機会がありました。

「これは、いいチャンス!」

とばかりに、新宿二丁目探検(?)に行ってみたのです。いわゆるゲイタウンとして有名な街でありました。未知の世界に足を踏み入れる感じで、非常にドキドキものでしたけど。

この界隈って当時はまだまだ異様な雰囲気が漂う世界でしたが、最近では信じられないくらいオープンな雰囲気になってますよね。時代の流れを感じます。

しかし、行ったのが昼下がりだったせいか、店などほとんど開いておらず。想像していたほどの刺激はどこにも見当たりません。(というか、昼間に二丁目に行ったとて、それほど珍しいものはありませんよね。)

やや期待外れ感を感じながらぶらぶら歩き、ふと一角にあったブックショップに入ってみました。
店内一面に並ぶゲイの方々向け雑誌やビデオを見つけると、少々熱い物を感じつつ、なにげないふりをしながら興味津々で眺めまわしていたときに、見覚えある雑誌名を発見したのです。

それが、某老舗女装クラブが発行している 女装者向け同人誌 なのです。同好の仲間であればおわかりいただける方が多いと思われますが、一応ここでは Q誌 としておきますね。

初めて手にした女装誌

Q誌の存在は中学時代に見た例の新聞広告欄で知ってはおりましたが、実際に雑誌を見つけたのはこれが初めてです。

「ドキッ!」

その後はもう、高校入学してから自然封印されていた女装に対する興味が一瞬にして頭の中で蘇ったのは、言うまでもありません。

興味は強烈な願望へと一変し、気が付けばそのまま雑誌を手にとってレジへ進んで買ってしまい、足早に自宅へ直行してしまいました。

(ちなみに二丁目では、Q誌を買った以外は、ほぼ何もしませんでしたよ。)

一人暮らしのアパートに帰ってからは当然、食い入るようにQ誌を読み耽ってしまいました。

きれいにお化粧した、ドレス姿、ワンピース姿、着物姿のグラビア写真がいっぱい、これがみんな男性...。他にも、メイク講座、官能小説、文通欄...。




あの中学時代に想像を巡らせていたものが、自分の手元に現実のものになっている...。たしか食事も摂らずに深夜まで読んでいたと記憶してます。

読んでびっくりしたこと

それにしても、こんなにいっぱいの人が、普通の生活をしている影で女装を楽しんでいることを、そこで初めて知ってしまいました。実は仲間がいっぱいいたんだってことに、心強さを感じました。

あの頃は恐々していて、好きな女装を心から楽しめなかったのに...、
今ではもう社会人。そしてひとり暮らし。環境は抜群のはず。

「よしっ、自分も、またしよう!」

もう迷うこともなく、意を決しておりました。女装願望の完全復活の瞬間でありました。


この少し後に女装クラブを初体験してきましたが、またそのうち書きますね。

今回のおまけ画像、7年前、自室での写真になります。いつもドキドキしながら撮ってました。

(* ´艸`)クスクス

つづきを読んでくださる方は、下記リンク先を参照おねがいいたします。


お時間ありましたら、以下関連日記も参照いただけましたら、うれしいです。m(_ _”m)

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