女装をはじめたころの思い出 その04

女装ライフ

わたしの女装についての思い出を、お恥ずかしながら語らせていただいております。

今回は、はじめてメイクしたときの話をさせていただきます。前回の話(その03)も興味を持っていただけましたら、以下を参照くださいませ。


意を決して女装クラブ ”E会館” へ

前回(その03)は女装界で有名なQ誌をはじめて手にした話をさせていただきましたが、はじめてのメイクはその2~3週間後だったと思います。

Q誌にすっかり感化されてしまったわたしは意を決し、『E会館』へ向かったのでした。

E会館と申しますと、これもわたしの年代の女装者ではかなり有名な老舗女装クラブ。まだ ”闇の世界” 的な雰囲気があった女装を一般の人でも趣味として楽しめるよう門戸を開いたような、いわゆるパイオニア的なお店でありました。(今はもう、なくなっちゃったのかな?)

当時、総武線のとある駅の近くにあったE会館まで、わくわくしながら電車を乗り継いで行ったのです。

目的はもちろん、「女」になるため...。

お店の前に到着

さて、目的の駅に降り立ちました。

事前に調べた地図どおりに歩き、ついに辿り着きました、E会館...。

店頭には看板がありましたが、店名以外の記載はなにもなし。

知らない人にとっては、ここが女装する男性が集まるお店であるなどとは、なかなか想像が付かなかったでしょうね。

店の前では急に緊張感が高まります。

「この店に入るところ、誰にも見られてないだろうなぁ」

速度を緩めて周りを見て、誰からも見られてないかどうかを念入りに確認。

見られてそうな気がしたら、なにげない顔して店の前を通り過ぎ、また戻って来て確認し...、これを2~3回繰り返したかな?

けど最後にはもう我慢できず、思い切って入っちゃいました!

中に入ると、またドキドキ

さぁ、念願の店の中。それはそれは、なんとも華やかな世界が広がっておりました♪

女性用の衣類や品物が、いっぱい並べられてます。もちろんブラやショーツなど、女性用下着もいっぱい。



いつも街中のショップに飾られていた可愛いお洋服などは、誰にも気づかれないよう横目でちらちらと憧れの目を送っていた毎日。女装に興味があることは専らひた隠しの生活です。

それがこの空間では、男性であっても、堂々と眺め、手に取って、試着までできるのですよね。

自分の胸の中で押し殺していた願望が、この中では一切必要なし。

わたしにとっては、それはもう、夢が叶った喜びがいっぱいでありました。

店内には他に何人かお客さまがいらっしゃいましたが、もちろん全員が男性です。年齢も老若さまざま。

自分と同じ趣向をもった仲間がすぐ近くにいることに、妙に安心感が芽生えます。

嬉しさと驚きで、少々圧倒されながらも、しばし店内をうろうろ眺めておりました。

主目的に向かって

「さて、そろそろ主目的を果たさないと...」

店内を見渡すと、ありました。レジ横に、上の階へ上る階段。

E会館は、1階がショップ、2階がサロン、という構造です。2階には女装者が集うすてきな場所があることはもう、Q誌で予め調査済み。

「ここなんだな...」

しっかり確認し、必要なものを買い揃えます。お洋服はレンタルで可、下着セットさえ買って2階へ上れば、サロンでメイクまでしてくれます。これもQ誌で予習済み。

そそくさと下着を買い、2階へ歩いて上って行きました。上る間はずっとドキドキ状態。階段横のショーウィンドウにウィッグが数点飾られていたのを、微かに覚えてます。


2階に着くと、そこには優しそうな女性がいらしゃいました。E会館専属のメイクさんのようですね。

初めて来たことを伝えると、やはり優しくいろいろ案内いただけました。女装初心者の相手もすっかり手慣れた様子。

レンタル用の衣装から、好みのお洋服を選びます。

初めて自分で選んだ女性用のお洋服は、クリーム色のブラウスと黒のロングスカートでした。



靴も選ばせてもらえます。あこがれだった、ヒールのあるパンプスをチョイス。


試着室に入り、下着を着けてお洋服に袖を通し、スカートを身に着け、いよいよメイクの開始!

初めてのメイク

メイクに関してはまったく知識がなかったため、担当の女性に全てをお任せです。

できあがるまではもちろん、ワクワクしっぱなしの状態。

この時間のことはほとんど覚えておりません。ただただ、期待感満載の時間でありました。



さぁ、できあがり。いよいよ鏡と向かいます。

そこに映った自分の顔、また何とも言えない新鮮な喜びと驚きでありました。こんなにも変わるもんなんだな、って。

そうしてウィッグを着けて、完成。

わたしにとって、はじめての完全女装のできあがりです。

もう、うれしいなんてものではございません。何年この瞬間を夢見て来たことだか。

感無量、のひとことかな?

楽しいはずなのに解けぬ緊張感

このようなうれしい時間のはずだったのが、なぜか最後に急展開を迎えたのでした。

着飾った姿でサロンを訪ねましたが、そこでは同好者のみなさんが集まっておられました。初めての女装であるわたしをみなさまとても歓迎くだって、少し会話をさせていただきました。

けど...、何を話したのかあまり覚えておりません。実はそのとき、わたしはとても緊張してしまっていたのでした。

なぜなんでしょうか、あまりにも緊張しちゃってうまく立ち回れず、すぐにメイクを落として帰ってしまいました。せっかく夢が叶ったうれしい時間であったはずなのに。

まぁ、こういうところがわたしが生まれ持った難しい人見知りな性格であり、現在患っているメンタル障害の根本的原因であるように思います。

つづきはまた書かせていただこうと思います。


今回も読んでくださったみなさまに感謝申し上げます。ありがとうございました。

今回もおまけ画像です。7年前くらいで、まだ弾けておらずひとりでひっそり楽しんでいたころかな?このころから比べると、わたしも変わったもんだと思います。(^^;

つづきを読んでくださる方は、下記リンク先を参照おねがいいたします。

女装をはじめたころの思い出 その05
はじめて女装に興味を抱いたころの思い出話です。

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