女装をはじめたころの思い出 その13

女装ライフ

わたしの女装についての思い出を、お恥ずかしながら語らせていただいております。

今回は、約10年ぶりの女装外出(その12をご参照ください)を念願かなって果たしてから勇気が湧き出ていたころのあゆみについて、振り返らせていただこうと思います。

前回の話(その12)も、もし興味を持っていただけましたら、以下を参照くださいませ。

久々の外出から勇気の噴出も急上昇

前回お話させていただいたのは、約10年ぶりの女装外出の件。女性のお友だちからフォローいただき、燻っていたわたしの願望を後押ししてくれて、箍が外れたような感じでございました。

長いこともやもやしていた物事って、ちょっと後押ししてもらえると、そこから不思議と一気に進み出しちゃう...。

これ、仕事でもなんでも、よくある話ですよね。後押しくださった彼女には感謝の念がつきません。

注:写真の人物は本記事とは関係ありません

交流の輪を拡げる行動へと

あのとき後押ししてくださったおかげなのか、それ以来は自分自身の交流の幅を拡げる行動をとり始めていたように感じます。仕事のこと然り、プライベート然り。いったん弾みがつくと、ほんとうにその後は早いものです。

実は、女装仲間との交流も、同様だったのです。

それまではなかなか勇気が持てなかったのですが、この出来事以降、活動がアクティブになったように感じます。

女装関連のSNSを通じ、徐々に近隣のお友だちもできるようになりました。また、彼女らと初めてリアルにお会いしたのも、このころでありました。

いざリアルにお会いするとなると最初はやや緊張いたしましたけど、慣れると関係ないものですね。女装を愛する仲間どうしで、楽しく語り合うことができました。


数人で集まって、お話をしたこともございました。

何度も述べておりますが、女装を楽しむ方々って、皆いい方ばかりなんですよね。彼女らと交流させてもらえると、心からリラックスできてしまいます。


ひとり外出にも挑戦

さらにこのころは、ひとり女装外出まで始めておりました!

当時のわたしにとって、これはかなりのジャンプアップだったかと。

とはいっても、生来の気弱さまでは、まだまだ変わりはありません。

人気のない山道まで車を走らせ、社内で着替えて周囲に誰もいないことを確認した上、こわごわと、かつささっと車外へ出動。で、車の付近で急いで撮影して、それでおしまい。また車に戻って元の姿にお着換え...。

こんな感じでございました。


なにもここまで怖がる必要もないのですけどね。

山道にこんなそわそわした女装者がいるのですから、今考えると余計に怪しい行動をしていたものであります。

まだまだ自信を持ち切れていないのでしょう。

はたまた、自分の本来の気持ちを、自分自身が認めていなかった証なのでしょう。


とはいえ、こんな感じでも外出の回数を重ねていると、少しづつ心のゆとりも生まれ出していたものです。

女装の場所もだんだんと里に下りてくるようになり、下の写真は少し下った、山のふもとの公園で撮ったものです。誰もいなそうな時間帯を狙って、ドキドキしながらの撮影してきました。


お着換えして外に出るという行動は、多くの女装者にとって、ひとつの大きな心の壁。

それを越えたところに待っていた開放感を、このようにしばらくは味わっていたようなものであります。

徐々に感じ始める、もの足らなさ

こんなプチ女装外出を重ねると、だんだんともの足りなさを感じてしまうのですよね。

これも多くの女装者が共通に感じるところかと思います。

要するに、せっかくお着換えしたこの姿を、だれかに見てほしくなってきちゃうのです。


女性用の衣服を身に着けて外の地に踏み出すだけに飽き足らず、

「人前で歩いて、見られてみたい。」

こんな願望が湧いてくるのです。

例えが悪いかもしれませんが、まるで ”お金持ちになればなるほどお金への執着が強くなる” というような、欲望の本質のようなものですね。(^^;

そしていよいよ街中へ

こんな思いが日に日に高まり、それから程なくして、街中での女装外出を果たしたのでした。

昼間の明るい時間帯に、人々が行き交う街中での外出は、このときが初めての体験。ほんとうにひとたび勢いに乗っちゃうと、割とすいすい行けちゃうものなのですよね。

このときの思い出話は、また次の機会に述べさせていただこうと思ってます。


少しだけ触れちゃいますと、このときに実感したのは、

他人って、自分が思っているほど、自分のことなど見ていない!

ということ。

女装の趣味を持ったことで、自分自身にとってとても教訓になったことの、ひとつです。(^^;


また気が向けば、つづきを綴らせていただこうかとも思ってます。

女装をはじめたころの思い出 その14
生まれて初めて、日中の街中を女装姿で歩いてみたときの、思い出話です。他人はたいして自分のことなど見ないもの、これを実感してすっきりした1日でした。

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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